マットレスを使って快眠したい場合、シーツやパッドなどの多くの周辺アイテムの上手な活用が必須です。
一昔前は、マットレスにシーツを敷くだけでしたが、現在ではより熟睡できるためのアイテムが充実しているので、これらの併用が主流になっているのです。
しかし、周辺アイテムの組み合わせは何通りにもなるので、なにが正解なのかがわかりづらくなっています。
また、ベッドやフローリングなど、マットレスを使う場所によってもアイテムの使い方は変わってくるので、シチュエーション別のマットレスと周辺アイテムの使い方をまとめておきます。
マットレスと周辺アイテム
マットレスの周辺アイテムは主に「敷きパッド」「シーツ」「マットレストッパー」「マットレスプロテクター」「除湿シート」ですが、これらを全て一緒に使う必要はなく、ニーズに応じて取捨選択していきます。
周辺アイテム | 目的 | 敷く順番 |
敷きパッド | 肌触りや温度の調整で快適さを得る | 上 |
シーツ | マットレスの汚れを防止 | ↑ |
マットレストッパー | 寝心地の改善 | ↑ |
マットレスプロテクター | 寝汗などの汚れを防ぎマットレスを保護 | ↑ |
マットレス本体 | 快眠のベースになる基礎的寝具 | ↑ |
除湿シート | 湿気を除去しカビ対策 | 下 |
敷きパッド
敷きパッドとは、直接肌に触れる寝具です。
シーツに似た役割ですが、敷きパッドは綿が詰められるなど、寝心地がよりよくなります。
温度調整機能付きの敷きパッドは、温度調整ができるなど、より機能的です。
シーツ
古くは「敷布」とも呼ばれていた敷き布団用の布です。
1枚の布でできたフラットシーツがポピュラーですが、マットレスに簡単に止められるよう裏側にゴムが入っているボックスシーツや敷布団にワンタッチで止められるようなゴム入りフィットシーツなど、種類が増えています。
マットレストッパー
マットレストッパーは、マットレスのへたりや寝心地の悪さを感じたときに併用するサポート寝具です。
厚さが3~10cm程度と厚みがあり、素材により寝心地や通気性が異なります。
エアウィーヴに代表されるファイバー素材でできたマットレストッパーが人気になっています。
マットレスプロテクター
マットレスプロテクターは、マットレスの寝汗の汚れ防止やマットレスの防ダニ・防カビ対策用のカバーの総称です。
汚れを防止するので、マットレスの寿命を延ばせ、マットレスの衛生状態を保つので、アレルギーにお悩みの方に最適な寝具です。
除湿シート
除湿シートとは、マットレスをフローリングや畳に直接敷く場合に使う薄手のシートです。
湿気を吸収するので、カビの発生を防ぎ、ジメッとした不快さを解消します。
マットレスを直に敷く際には必需品です。
マットレスとシーツ・パッドを使う順番
最低限は敷きパッドかシーツ
快眠に不可欠なのは「温度調節」ですが、敷きパッドは肌触りをこだわったものが多く、夏用の冷感素材使用の敷きパッドや、冬用の保温性素材使用の敷きパッドがあります。
マットレス周辺アイテムで最低限必要なのは「敷きパッド」か「シーツ」で、どちらかは必須ですが、シーツのみの使用ではマットレスの汚れ対策が不十分です。
マットレスが汚れてしまう事態を避けるためにも、シーツを使う場合は、より防汚性に優れるマットレスプロテクターとの併用がおすすめです。
敷きパッドを使用する場合、シーツは不要になります。
夏には接触冷感生地の敷きパッドを。
冬には、吸湿発熱素材や起毛生地の暖かい敷きパッドを使えば、より快眠できるでしょう。
また、お子様のおねしょ対策なら、敷きパッドよりも防水仕様のマットレスプロテクターが最適でしょう。
シーツは肌触りがよい
敷きパッドは素材の種類が少なく、選択肢が豊富ではないため、肌触りを追求するのであれば、シーツの活用がおすすめです。
敷きパッドの機能は一部失われますが、敷きパッドの上に肌触りのよいシーツを敷く手もあります。
高級ホテルに導入されているシーツやシルクのシーツなどがおすすめです。
敷きパッドに比べればシーツは洗いやすいので、衛生的な睡眠環境を維持しやすいメリットもあります。
敷きパッドとシーツを併用する場合、シーツは週に1回程度は洗濯し、敷きパッドは月に1回程度は洗濯してください。
寝心地改善ならマットレストッパー
マットレストッパーは寝心地改善が主目的で、汚れの防止機能はありません。
マットレストッパーを使う場合、その上に「敷きパッド」か「シーツ」を敷いて、汚れ対策をしてください。
但し、マットレストッパーはウレタンやラテックス製が多いので、シーツよりも防汚性の高い敷きパッドとの組み合わせがおすすめです。
また、マットレストッパーは寝心地改善用寝具なので、一定の厚みがあり、頻繁に洗うような使い方には不向きです。
カビ防止に除湿シートを使う
除湿シートは必須ではありませんが、カビ対策として有用です。
寝室の風通しが悪く湿度が高い場合には、マットレスの下に敷いの使用をおすすめします。
高温多湿な日本の気候下で、湿気対策をしないままマットレスを使っているとカビ発生のリスクが高まります。
カビが生え、マットレスが使えなくなる最悪の事態になる前に、除湿シートでカビ対策をしておきましょう。
マットレスの使用場所別アイテムの使い方
マットレスをフローリングや畳で使う
マットレスをフローリングや畳に直置きして使う場合、最も注意すべきは「湿気」です。
マットレスを敷きっぱなしにすれば、必ず床とマットレスの間に湿気が溜まるので、絶対に湿気対策が欠かせません。
通気性抜群の高反発ファイバー素材のマットレスであっても、敷いたままではカビが生える恐れがあります。
周辺アイテムを駆使し、万全な湿気をしておきましょう。
■非使用時はマットレスを立て掛ける
■扇風機を使いマットレスの湿気を飛ばす
■敷きパッドを使う
■マットレスプロテクターを使う
■除湿シートを使う
■すのこを使う
■アルミシートを使う
モットン除湿シート
圧倒的な吸放湿能力を持ったテイジンのベルオアシス30%を使用したのが「モットン除湿シート」です。
日本最大級の某ネットショッピングモールの売上ランキング1位と7位の除湿シートとモットン除湿シートを第三機関で比較試験を実施した結果、モットン除湿シートが最多吸湿量との結果となりました。
■くり返し使えて経済的
■湿気お知らせセンサー付きなので干し時が分かる
■アンモニアに対する消臭性が強いので、おねしょ対策に最適
■ペットの臭い対策にも
■耐久性が高い
■塩分含有の寝汗もしっかり吸収
ネットで売れているマットレス周辺アイテム
ベッドフレームで使う
箱型タイプ | ![]() |
脚付タイプ | ![]() |
ダブルクッションタイプ | ![]() |
すのこタイプ | ![]() |
ベッドフレームには「箱型タイプ」「脚付タイプ」「ダブルクッションタイプ」「すのこタイプ」などがありますが、最も通気性が悪いのは箱型タイプです。
■除湿シートを使う
■アルミシートを使う
マットレスの間違った使い方
マットレスの間違った使い方の典型例は「敷き布団との併用」です。
マットレスは単体使用を前提に作られているので敷布団を重ねて使う必要はありません。
日本人は敷布団で寝る文化に慣れているため、ついマットレスの上に敷布団を敷いてしまいますが、これは完全に間違いなのです。
その理由は「せっかくのマットレスの寝心地を阻害してしまう」こと。
寝心地の改善であれば敷布団ではなく「敷きパッド」や「マットレストッパー」を使う方が賢明です。
薄い敷きパッドやマットレストッパーは軽量なので、敷き布団よりも楽に干せます。
また、ファイバー系のマットレストッパーなら、自宅で洗えるので、衛生的です。