マットレスの処分方法|マットレスは粗大ごみ?【無料の捨て方】

マットレスの処分方法

マットレスの引き取りと処分

マットレスの買い替えを検討する際、今のマットレスをどう処分すればいいのか?との疑問が湧くと思います。

マットレスは、大きくて重たいので処分や廃棄に困ります。

収集場までの運搬方法や解体方法などでも悩んでしまうかもしれません。

また、分別の種類もハッキリしません。

多くの自治体では「粗大ゴミ」に該当しますすが、マットレスの種類によっては処分方法が異なります。

例えば、金属のスプリングが入っていないノンコイルマットレスは「燃えるゴミ」として処分できるので、できるだけコンパクトにして、ヒモでしばってから回収場所に出せますが、大きくて重たいコイルマットレスを自分で運び出せない場合は、不用品回収業者に引き取りを依頼するしかありません。

また、引っ越しに伴ってマットレスを買い換える場合は、引っ越し業者に引き取ってもらえるケースもあります。

このように、いくつもあるマットレスの処分方法をまとめてみました。

 

マットレスの処分方法

マットレスの処分

マットレスの処分方法は概ね6パターンに集約されます。

粗大ゴミ

最も一般的なマットレスの処分方法は、自治体に粗大ゴミとして回収してもらうやり方です。

ほとんどの自治体で対応しているはずです。

お住まいの自治体のホームページを見れば、粗大ゴミ回収の解説があるので、それを参考にしてください。

比較的安い費用で処分できる点がメリットです。

一般的には、以下の方法でマットレスを処分します。

粗大ゴミ置き場に出す

自力で粗大ゴミ置き場まで移動させる方法です。

コンビニなどで粗大ゴミ用のシールを購入(これが料金になる)し、指定の日時に指定の場所に置くやり方です。

粗大ゴミ置き場が遠い場合、重たいマットレスを移動させられるかがポイントになるでしょう。

自治体によっては障害がある方や高齢者だけの世帯では、運び出しに関する相談にのってくれるところもあるようです。

集積場に持ち込む

自分の軽トラなどに載せ、集積場(ゴミ処分場)に直接持っていくやり方です。

粗大ゴミよりも安く処分できますが、自分の軽トラなどで移送する手間がかかるとのデメリットがあります。

家庭ゴミ

高反発・低反発ウレタンやラテックスマットレスなどのノンコイルマットレスの場合、マットレスを解体して家庭ゴミとして廃棄処分する方法もあります。

ノンコイルマットレスは、スポンジのような素材でできているので、カッターナイフなどで細かく解体できます。

家庭ゴミとして収集可能なサイズまで細分化し、可燃物、不燃物、プラスチックなどに分別すれば、通常のゴミとして出せるようになります。

但し、通常収集で、家庭ゴミとして引き取ってもらえる大きさは、自治体によって異なるので、事前に調べておく必要があります。

廃品引取業者

自分でマットレスを移動できない場合は、廃品引取業者に依頼してもいいでしょう。

引取業者が重たいマットレスを運び出してくれるので、自分の手を煩わせずに済みます。

しかし、人件費がかかるので、費用は高額になります。

無駄なコストの発生を許容できない場合にはおすすめできませんが、女性や高齢者など、自分で重たいマットレスを移動できない場合にはおすすめの方法です。

また、マットレス以外にも処分したい家具がある場合にも最適な方法でしょう。

費用は、マットレスの大きさや住宅の形態などによって様々なので、複数社への見積もり依頼がおすすめ。

中には作業終了後に追加料金を請求するような怪しい業者もいるので要注意です。

買取業者

処分ではなく、売る方法です。

リサイクルショップや買取業者に売れれば、費用がかからないだけでなく、プラスのお金を手にできます。

特にシモンズやシーリーなど、高級ブランドマットレスの場合、状態次第では高額買取してもらえるケースがあります。

また、ベッドフレームとマットレスのセットや電動リクライニングなど、付加価値のあるものは買取されやすいでしょう。

買取査定は無料のケースが多いので、まずはダメ元で査定してもってもいいでしょう。

捨てようと思っていたマットレスが、ちょっとしたお小遣いになるかもしれません。

しかし、マットレスは、買取のハードルが高いので欲張ってはいけません。

とりわけベッドフレームとセットでの買取が多いので、マットレス単体での買取は難しいかもしれません。

フリマアプリやネットオークション

「人が使っていたマットレスなんて欲しがる人はいないだろう」と決めつけないでください。

比較的きれい目のマットレスであれば、メルカリやラクマなどのフリマアプリ、またヤフオクなどで引き合いがあるのです。

もちろん、必ず売れるわけではありませんが、ダメ元で出品してみる価値はあるかもしれません。

但し、発送の手間がかかる点は覚悟しておく必要があるでしょう。

宅配業者に依頼すると梱包を含めて、10,000円以上になる可能性があります。

また、ジモティーなど、無料で譲る地元アプリの活用もアリかもしれませんが、「運べる方限定」などの条件をつけることになるので、取引してくれる相手に巡りあう確率が低くなるでしょう。

新品購入の家具店で引き取り

マットレスを買い換える場合、新品マットレスを購入した寝具店で古いマットレスを引き取ってもらえる場合があります。

寝具店のプロが部屋からの運び出してくれるので、安心して任せられます。

また、新しいマットレスが到着すると同時に古いマットレスを家から運び出してくれるので、まったく無駄がありません。

新旧マットレスを入れ替えるだけの簡単な作業なので、多少費用がかかったとしてもこの方法はおすすめです。

無料で引き取ってもらえる店舗と3,000円程度の有料店舗があるので、新品購入時に確認しておくといいでしょう。

但し、すべての寝具店が引き取りサービスを行っているわけではありません。

引き取り未対応の店舗のあるので、注意が必要です。

 

マットレス処分の費用

マットレスの処分にかっかる費用は下表の通りです。

粗大ゴミと廃品引取業者は必ず費用が発生します。

家庭ゴミは無料。

売る場合には、程度次第ですが、お小遣い程度の収入になる可能性があります。

処分方法費用
粗大ゴミ1,000円~2,000円
家庭ゴミ無料
廃品引取業者10,000円~15,000円
買取業者程度次第
フリマアプリ オークション程度次第
家具店引き取り無料~3,000円

 

マットレスのタイプ別処分方法

マットレスのタイプ別処分方法

マットレスには、スプリング内蔵の「コイルマットレス」と、スプリングがない「ノンコイルマットレス」がありますが、いずれのマットレスも、金属のバネ・布・クッション材などで作られているので、カッターナイフやペンチなどの道具があれば一般家庭でも解体できます。

しかし、解体の手間は大きく異るので、おすすめの処分方法も異なるのです。

コイルマットレスの処分方法

粗大ゴミ

金属のスプリングが大量に内蔵されているコイルマットレスは、裁断して家庭ゴミとして処理できないので、「粗大ゴミ」としての回収が基本になります。

しかし、粗大ゴミ置き場までは自力で運ばなくてはいけません。

コイルマットレスはそれなりの重量なので、かなりの重労働になると覚悟してください。

廃品回収業社

自力でのマットレスの移動が難しい場合、廃品回収業者に依頼する方が無難でしょう。

粗大ゴミに比べると割高ですが、引き取りの人件費や処分費用がかかるので仕方ありません。

ウレタン・ラテックスマットレスの処分方法

ウレタンやラテックスなどのノンコイル系のマットレスの場合、解体して家庭ゴミとして廃棄する方法がおすすめです。

ウレタン系マットレスは多くがスポンジ素材なので、細かい裁断は容易です。

もちろん、粗大ゴミとして処分できますが、自分で解体すれば費用はかからないので、ひと手間かけてもいいでしょう。

 

ニトリはマットレスを引き取ってくれる?

ニトリはマットレスを引き取ってくれる?

ニトリのような大型家具量販店でマットレスの買い替えを考えている方も多いでしょう。

もし、ニトリが古いマットレスを引き取ってくれれば楽なんだけどなぁ・・・と思っている人も多いと思いますが、ニトリで新しいマットレスを購入すれば、3,000円の費用は発生しますが、引き取りサービスはあります。

但し、引き取り不可の地域があるので、注意が必要です。

百貨店などの寝具売り場であれば、無料引き取りが基本ですが、ニトリのような低価格量販店の場合、元々が薄利なので、引き取り費用までサービスできないでしょう。

 

マットレスの処分に関するまとめ

マットレスの処分

マットレスの処分の基本は「粗大ゴミ」です。

自分で部屋から運び出し、自治体に依頼して処分してもらうのが一般的で費用も比較的安価です。

女性や高齢者など、自分でマットレスを運び出せない場合は、廃品引取業者の活用などを検討しましょう。

一方、マットレスの価値が毀損していない場合は、買取業者やフリマアプリなどで現金化できる場合もあります。

処分費用がかからず、むしろ収入につながるので、かなりお得です。

処分を検討するマットレスの状態やマットレスの運び出しの状況などを考慮し、ご自身に合った処理方法を選択してください。