エアウィーヴをフローリングに直置きする使い方が人気になっていますが、フローリングや畳へのマットレス直置きは危険です。
マットレスと床の間に空間がないと、マットレスにカビが発生しやすくなります。
立て掛けやすい三つ折りマットレスでも、カビは発生するので要注意です。
エアウィーヴの三つ折りマットレスやマニフレックスの薄型マットレスなどを床に置く場合は、すのこを使ってのカビ対策がおすすめです。
マットレスの直置き
最近は、子供や高齢者の転落防止、室内空間の有効活用、インテリア、腰痛対策などを理由にフローリングや畳へのマットレス直置きが増えています。
マットレス直置きのメリット
室内空間の有効利用
ワンルームマンションなどの限定された空間では、ベッドがスペースを占拠してしまい、生活空間が侵されます。
しかし、マットレスの直置きなら、ベッドフレーム不要なので、自由度が高くなり、室内空間を広く使えます。
マットレスを使わないときは壁に立てかけたり、畳んでクローゼットにも収納できるので、急な来客などでも対応できるのです。
安全対策
子供や高齢者の落下防止策として、マットレスの直置きは有効です。
それほど高さのないベッドでも、転落は打撲や骨折などの大きなケガにつながるため、直置きの方が安全な場合があります。
急速な高齢化の進展で、マットレスの直置き需要は一層高くなるでしょう。
価格
マットレスの直置きであれば、ベッドフレームが不要になるので、コストカットが実現できます。
ニトリやイケアなどの家具量販店のベッドルームでも数万円はするので、この出費を抑えられるのは、かなりのメリットです。
浮いた予算をマットレスに回せば、より上質なマットレスにアップグレードできるため、睡眠の質を向上させられます。
床直置きに適したマットレス
フローリングや畳に直接敷くのに最適なマットレスの条件は「軽量」と「コンパクト」です。
フローリングや畳にマットレスを敷くのであれば、起床時のマットレス収納が前提になります。
カビやダニなどの衛生状態を考慮し、敷きっぱなしは避けるべきです。
そのためには、軽くて持ち運びやすい形状が必須条件です。
もし、重くて持ち運びにくいマットレスではどうでしょうか。
重いマットレスは、つい移動が面倒になり、敷きっぱなしになってしまうもの。
その結果、空気の循環が悪くなり、湿気が溜まり、ジメジメ状態が続きます。
これが「カビ」や「ダニ」を発生させる悲劇の始まりになるのです。
収納を習慣にするには、軽くて、持ち運びが容易なマットレスを選ぶことが前提なのです。
三つ折りマットレス
フローリングに直接マットレスを敷くのであれば、「三つ折りマットレス」がおすすめ。
三つ折りマットレスなら、軽量で持ち運びしやすく、またコンパクトになるので収納にも場所を取りません。
クローゼット内でも立てて収納できるので、室内空間を有効活用できます。
また、三つ折りマットレスはカビ対策にもピッタリです。
一人暮らしの方にも最適な人気のおすすめマットレスを比較してみましょう。
マニフレックス メッシュ・ウィング
- 世界最高のマットレスブランド
- 厚みがあり、底づき感がない
- 高品質のウレタン素材使用で寝心地がいい
世界的人気を誇るイタリアのマットレスメーカー「マニフレックス」の折りたたみマットレスです。
マニフレックスが畳の上で生活する日本人のライフスタイルに合わせて開発した国内限定モデルです。
マニフレックスのすべてのラインナップの中でもトップクラスの人気を誇っているのが、この「メッシュ・ウィング」で、体圧分散性に優れた独自の高反発ウレタンフォーム「エリオセル」を11cmも使っています。
寝心地は素晴らしく、重たい腰部分の体重を受け止めてくれ、沈み込みがありません。
起立時と同じ理想的な寝姿勢をキープできるため、腰痛予防に効果的で底づき感もないのでフローリングの上でも寝心地に問題ありません。
朝までぐっすり眠れるでしょう。
側面は通気性に優れたサーキュレーションメッシュを採用しているので、熱気が籠もることはありません。
四季を通じて蒸れにくく、真夏の夜でも快適に寝られるはずです。
フローリングの上に敷いてもいいですし、もちろんベッドマットレスとして使っても問題ありません。
さらに10年間のメーカー保証があるので安心です。
マニフレックスは香川真司選手や山田哲人選手など、多くのアスリートに支持されています。
それが信頼の証なのです。
アイリスオーヤマ エアリーマットレス エクストラ
- アイリスオーヤマの信頼性
- 価格が安く、コスパがいい
- 通気性がよい割に耐久性もある
最近、寝具のジャンルでも支持を得ているアイリスオーヤマですが、大人気マットレスであるエアリーシリーズをさらに進化したのが、この「エクストラ」です。
芯材の中身が空洞の特殊加工された「エアロキューブ」の効果により、体圧分散性と優れた反発力が確保されています。
適度な反発力により寝返りが楽にできるので、腰痛の方におすすめです。
製品体積の約95%が空気でできており、通気性は抜群。
そのお陰で夏は涼しく冬はムレにくくなりました。
3次元スプリング構造により耐久性は維持されているので、長期間の使用に耐えられます。
もちろん丸洗い可能で、カバーと中芯は取り外して洗えるので衛生的です。
赤ちゃんやお子様でも安心して使えます。
エアウィーヴ マットレス スマートZ
- エアウィーヴの品質の高さ
- ファイバーマットレスならではの軽さ
- マットレストッパーとしても使用できる利便性
浅田真央のマットレスとして有名な「エアウィーヴ」が発売した、床に置ける折りたたみ式マットレスが「スマートZ」です。
通気性や体圧分散といった機能性は維持したまま、折りたたんで使えるので使い勝手は抜群です。
もちろんエアウィーヴの利点である「水洗い」ができるので、長期間衛生的に使い続けられます。
エアウィーヴは価格がネックですが、多少高額でも耐久性があるので長く使えます。
それを考えれば割安だとも言えるでしょう。
軽量な高反発マットレス
軽くて持ち運びに便利な高反発マットレスもおすすめです。
軽量タイプの高反発マットレスなら、女性や高齢の方でも簡単に持ち運べます。
ある程度厚みがあるマットレスなら、室内に立てかけて自立状態での陰干しも可能なので、衛生的な睡眠環境を長期間維持できるでしょう。
雲のやすらぎ
モットン
マニフレックス
マットレス敷きっぱなしはダメ
フローリングに寝具直置きはNG
一人暮らしのワンルームマンションの場合、スペースの問題からベッドは置きづらいかもしれません。
ベッドを置いてしまうと部屋の大半をベッドが占めてしまい、食事やテレビ鑑賞など、生活の大半をベッドの上で過ごさなければいけなくなるからです。
快適に過ごせる部屋の間取りを維持しながら、寝る場所も確保する。
この相反する条件をクリアするにはどうすればいいでしょうか。
その解決策が「マットレスの直置き」なのです。
睡眠時以外はマットレスを収納
フローリングの上にマットレスをそのまま敷く。
和室でも同様で、畳の上に布団やマットレスを直置きする。
起きた後は、マットレスを片付ける。
つまり、寝るときはマットレスを敷き、それ以外のときはマットレスをクローゼットや押し入れにしまったり、立てておく。
いわゆる「万年床」にしないための方策であり、部屋を広く使うための工夫です。
ベッドを使わず、その都度マットレスをしまえば、効率的な部屋の使い方と快眠の両方のニーズを満たせます。
しかし、そのうちマットレスを立てるのも面倒になり、結局、敷きっぱなしにしてしまいます。
悲しいかな、これが現実なのです。
これが「カビ」や「ダニ」などの原因になり、様々なリスク要因になると知っておきましょう。
マットレスのフローリング直置きリスク
ついつい面倒になって、マットレスをフローリングに直接敷いているのは相当なリスクがあります。
カビやダニの発生
最大のリスクが、マットレスにカビが生える恐れです。
そして、ダニが発生し、不衛生な睡眠環境になってしまうのです。
しかし、多くの方はこの事実を真剣に受け止めていません。
また、フローリングのホコリに寄生しているダニがマットレスに上がってくので、マットレスがダニの住処になってしまう恐れもあります。
ダニに噛まれて肌が赤くなるリスクもさることながら、カビの生えたマットレスで寝ていると、呼吸しながらカビを吸い込み、呼吸器などに障害が発生する危険もあるのです。
特に赤ちゃんや小さなお子様のいるご家庭では、細心の注意が必要になるでしょう。
大きな健康被害が発生する前にカビやダニの対策を考える必要があります。
マットレスが滑る
マットレスを畳やフローリングに直置きしてしまう場合のリスクのひとつは「滑っての事故」です。
畳やフローリングは滑りやすいので、マットレスを踏んだ瞬間、あっという間に転倒・・・があります。
特に高齢者の場合、これがキッカケで骨折してしまい、寝たきり生活になってしまう可能性もあるので要注意です。
床冷え
フローリングや畳などの冷気が直接伝わってくるので、冬場は寒さを感じるかもしれません。
床暖房を使うなどの対策が必要になる場合があります。
マットレスの耐久性
ウレタンのマットレスを直置きで使用し、マットレス内部に熱や水分が溜まってしまった場合、ウレタン素材の劣化が進み、反発力が失われてしまうケースがあります。
フローリングに敷くマットレスのカビ対策
マットレスには沢山の種類がありますが、フローリングに敷いた場合にカビが発生しやすいのは、高反発マットレス、低反発マットレスを問わず、「ウレタンマットレス」でしょう。
もちろん、コイルマットレスなどのその他のマットレスであれば絶対にカビが発生しないわけではありません。
どんな種類のマットレスであっても、フローリングに直置きしているとカビが生える恐れがあるため、基本的にはおすすめできません。
しかし、直置きなら絶対にカビが発生するかと言えば、そうではありません。
しっかりとカビ対策をしていれば大丈夫、まったく問題ありません。
重要なのはカビ対策、即ち「メンテナンス」なのです。
とはいえ、「これだけで完璧」ようなカビ対策はありません。
いくつかの施策を上手に組み合わせて、総合的な対策をする必要があります。
カビが生えるメカニズム
そもそも、なぜフローリングにマットレスを敷くと、カビが発生するのでしょうか。
まずは、その理由と原因を知っておく必要があります。
ポイントのひとつは「体温や寝汗による温かい環境」です。
マットレス上部は体と接しているので、温度と湿度が上がってしまう環境にあるのです。
そして、もうひとつは「フローリングからの冷気」です。
マットレスの下部は床からの冷たい空気にさらされているのです。
つまり、マットレスの上下では環境が異なってしまっており、その中間にあるマットレス内部はその温度差から、湿気が溜まりやすい状態にあるのです。
人間が睡眠中に発する気化熱(水蒸気の汗)によりマットレスが湿気り、さらにマットレスの上面と下面の温度差により結露ができマットレス自体が湿気る。
結果、 通気の悪い多湿環境になってしまっているため、雑菌が繁殖してカビが発生するメカニズムなのです。
湿気は夏場よりも冬場が危険
湿気が原因でカビが発生すると言うと、汗をかきやすい夏場をイメージするかもしれませんが、実は最も湿気が発生するのは「冬場」なのです。
冬場でも夏場同様、寝ている間にはコップ1杯分の汗をかきます。
夏は、なにも掛けずに寝ているので、その湿気は放出されますが、冬は掛け布団を使っているので、湿気は布団内にこもります。
さらに、乾燥対策として室内で加湿器を使っている場合などは、部屋全体が湿気っているので、状況はより悪化します。
特に最近の住宅は密閉性が高まっているため、この傾向は強くなっているようです。
また、窓がない部屋や地下にある部屋も湿気が溜まりやすいので、注意が必要です。
もし、朝起きた時にマットレスの底面が湿っていたり、窓が結露でびっしょり濡れているような場合は、室内環境を見直してください。
マットレス直置きの湿気対策
マットレスを衛生的な状態で使い続けるのであれば、日々のメンテナンスが不可欠です。
面倒に感じるかもしれませんが、毎日の習慣にしてしまえば、それほどでもありません。
これを継続できれば、マットレスの寿命を延ばせるので、まずは実践してみてください。
マットレスを立て掛ける
マットレスの底面に空気を当てることが重要です。
まずは起床時にマットレスを壁に立て掛けましょう。
三つ折りタイプのマットレスだと屏風のようになるので、簡単に立て掛けられます。
窓を開け、空気が循環する場所に陰干しできれば、それだけで湿気が取れるはずです。
布団乾燥機を使う
布団乾燥機でマットレスを乾燥させる方法もありますが、意外に手間がかかるのと、電気代もかかるので、おすすめできません。
細かいですが、加湿器の使用を控えたり、除湿機の使用も無意味ではありません。
また、湿気を発生させる観葉植物は寝室に置かないことも多少の効果があるでしょう。
さらに、寝室で洗濯物を部屋干ししないのも湿気対策としては有効です。
直置き対策:すのこベッドフレーム
汗は止められませんが、フローリングからの冷たい空気は遮断できます。
そのために使うのが、寝具専用の「すのこ」です。
床置きすのこベッドの使用がおすすめです。
タンスのゲン すのこマット シングル
タンスのゲン すのこマットロール式
布団干し機能付きスノコベッド
このすのこを使えば、マットレスの下に通気スペースが生まれるため、湿気が溜まりにくくなり、有効なカビ対策となります。
また、自立するすのこを使えば、マットレスを干せるので、より衛生的な環境をつくれます。
とはいえ、簡易的な直置きすのこは、あまり高さがないため、床からの空間創出に限界があり、これだけでは通気性が十分ではありません。
そのため、他の対策も組み合わせて、より快適な睡眠環境をつくる必要があります。
直置き対策:除湿シート
シリカゲルなどの吸湿剤が入っている除湿シートやパッドもカビ対策に有効です。
東京西川などの寝具専門メーカーだけでなく、ニトリやイオンなどの大型店でも販売されているので、比較的手に取りやすい商品だと思います。
但し、通常のシリカゲルは吸湿性は高いものの放湿性が低いので、あまりおすすめできません。
吸湿性・放湿性の両方に優れたシリカゲルBは早く乾くのでおすすめです。
除湿シートの使い方
除湿シートをマットレスの下に敷いて、底面に溜まる湿気を除去します。
ウレタンマットレスを使っている場合は、吸湿性を重視して高吸湿タイプの除湿シートを選ぶといいでしょう。
除湿シートは商品によって吸湿力に差があります。
当然、高吸湿なものほど高額になりますが、機能が優れている点と干す頻度が少なくて済むなど、買った後の手間を考えると、それなりの除湿シートを選択すべきだと思います。
マットレスの湿気を吸収しているので、当然ですが除湿シートは湿気ってきます。
冬場は週に1度程度、除湿シートを乾燥させる必要がありますが、吸湿性の高い除湿シートは、多くの湿気を吸収し重たくなるので、干すのがやや大変になります。
この点に注意が必要です。
また、干すだけではなく、洗濯できるとより快適に使えます。
除湿シートを選ぶ際は洗濯への対応有無をチェックしましょう。
中には手洗いを推奨しているものもあるので、ここもチェックポイントになります。
東京西川 洗える除湿シート シングル
テイジン除湿シート(放出 湿気センサー付)
洗える 除湿マット
アルミシートをマットレス下に敷く
除湿シートを使わずに安上がりでカビ対策をしたい場合には、フローリングとマットレスの間にアルミシートを挟むといいでしょう。
アルミシートは断熱性があるので、フローリングとマットレスの間に温度差が発生しにくくなる効果が期待できます。
さらに、フローリングから冷気が上がって来づらくなるので、一定の効果が見込めます。
冷気が遮断されるので、あのヒヤっとする床からの寒さが防止でき、布団の中が温まりやすいメリットもあります。
断熱シート ふわ暖 省エネ マット