なぜ腰痛になるのか
今や日本人の国民病ともいえる腰痛ですが、その原因は様々です。
腰周辺の筋肉に問題がある場合があれば、背骨と神経が痛みの発生理由であることもあります。
さらに、原因が腰にないこともあります。
内蔵の病気やただの勘違いという結果もあるのです。
このように、腰痛といっても様々で原因はひとつではないのです。
腰痛になる仕組み
本当に腰周辺に問題がある場合、その原因は大きく3つに分けられます。
もちろん、これ以外にも原因はあるかもしれませんが、大きくはこの3つに集約されるようです。
・背骨が歪んでいる
・足の使い方が悪い
・血流が滞っている
背骨の歪んでいる
腰痛を抱えている人のほとんどが、背骨に歪みを抱えています。
背骨の歪みは腰周りの神経を圧迫するので、痛みの発生原因になります。
更に骨盤の歪みを誘発し、それに連動するように腰の骨もズレて痛みが生じることがあります。
足の使い方が悪い
利き足と軸足の関係にあります。この差が大きいと腰痛になりやすいと言われています。
両足をバランスよく使い、背骨を中心とした体全体を調整してあげる必要があるのです。
血流が滞っている
血流が悪くなると影響が出るのが筋肉です。
血液には、筋肉に溜まった疲労物質を回収する役割がありますが、血流が悪くなるとこれら疲労物質が溜まりやすくなります。
この疲労物質を無理に代謝しようとする体の働きが、腰痛の原因になるのです。
腰痛の原因は座り方?
腰痛の原因のうちも大きなものは「座り方」かもしれません。
何気なく椅子に座っているかもしれませんが、座り方が悪いと、背骨の歪みを生じさせ、血流を滞らせてしまうため、腰痛を発症させてしまいやすくなるのです。
また、悪い座り方をしてしまうとぎっくり腰のような症状になってしまうことがあるのです。
この場合は、腰を冷やし、炎症をなくして、しばらく安静にしていれば自然に治癒することがありますが、温めたりストレッチをしてしまっては逆効果なので注意が必要です。
もし、腰痛が慢性的になっている場合、痛み止めや湿布というのは、単に患部の痛みを軽減させるだけであり、根本的な解決にはならないので、違う方法で痛みにアプローチする必要があるかもしれません。
そのためには腰痛の本当の原因を探して、どうやって対応していくべきなのかを知る必要があると思います。
腰痛の真因を探す
前述の通り、腰痛の原因は人それぞれです。
中には内臓疾患を原因とする腰痛もあるので、一概に整形外科や整骨院だけで対応できるものではないのです。
また、最近特に注目されているのは、ストレスや過度の心労からくる心因性疾患としての腰痛です。
この場合は、ブロック注射やマッサージが効くことではありません。
根本的には心の問題、つまり脳の疲労ということになってくるので、実はストレスを解消して脳の疲れを取ることから始めなければいけないかもしれないのです。
そのため、病院に行ってレントゲン写真を撮っても、腰の周りには悪いところはひとつもないのに、激しい腰痛が一向に改善しないという症例があると言います。
このように、腰痛の原因を特定するのは意外に困難です。
それぐらい腰痛というのは判断が難しく、またそれを直すということもかなり困難な作業です。
鍼灸院で腰痛を緩和する
そこで注目したいのが鍼灸院です。
もちろん腰痛の種類にもよりますが、ほとんどの腰痛に対して鍼灸院は最も効果的な対策と言えるのではないでしょうか。
局部的に痛いところに針を刺すだけで十分に効果的であり、これは東洋医学の中で証明されている確立された技術なのです。
しかし、一方で鍼灸院は、あまり効果がなく気休めだという意見もあります。
結局は整形外科に行って、ブロック注射や薬の服用など専門的な医療でなければ腰痛は解決できないという意見もあるのも事実です。
しかし、先ほども書いた通り、レントゲン写真に腰痛の本当の原因までは映し出さないのです。
それであれば人によって症状は違うかもしれませんが、鍼灸院での治療が最も効果的という意見もあながち否定できないかと思われます。
もちろん、それは腰痛だけではありません。
慢性的な肩こりにも効果があると思われます。
最近はオフィスワークなのでパソコンを使うことが多く、何時間も同じ姿勢で入ることが多くなっているため、慢性的な肩こりに病んでる方が増えています。
保存状態を改善するのも、やはり鍼灸院が最も効果的という意見が多いのは事実なのです。
もちろん鍼灸院の医師の経験や技術にもよりますが、それでも十分な効果が期待できる治療法だと思われます。
マットレスも腰痛緩和に効果がある
近年、腰痛の原因が「脳」にあるということが証明されつつあるようです。
結局、痛みを感じるのは脳なので、腰痛も脳に問題があるだろうというアプローチなのです。
事実、脳の疲労を回復させると、不思議なことに腰痛も緩和されるらしいのです。
そこで注目されているのが「マットレス」です。
機能としてのマットレス
腰痛に効果があると言われている機能性マットレスの特徴は、自然な寝返りを促進させることにあります。
人間は、寝返りを打つことで血流を促し、筋肉の老廃物をろ過します。
それにより、筋肉は靭帯の疲労を回復させているのです。
最新のマットレスは、この機能が秀逸です。
寝ている間に体のメンテンンスをしているようなイメージで、朝起きたときには、筋肉疲労が回復されているのです。
これであれば、肉体的な意味で腰痛改善がされるでしょう。
快眠を誘発するマットレス
人気の機能性マットレスは「快眠」という点でも非常に優秀です。
朝まで熟睡ができるので、脳の疲労回復にも役立つのです。
その結果、痛みを感じる脳がリフレッシュされるので、自然と腰の痛みも薄らいでいくのです。
痛みの原因は脳にあるということは既述していますが、まさに、この痛みの根本原因を快眠によって取り除こうというのが、最新の腰痛対策なのです。
そのために不可欠なのが「熟睡が約束されたマットレス」というわけなのです。
腰痛マットレスの比較
腰痛を発症させたり、悪化させてしまうマットレスは「低反発マットレス」だと言われています。
正しい寝姿勢を維持できず、腰周辺の骨や筋肉に負荷をかけてしまうのが、低反発マットレスなのです。
一方の高反発マットレスは、低反発マットレスの逆の機能があります。
背骨を自然な状態に保ち、周辺の筋肉やじん帯に悪影響を出さない機能を有しているのです。
低反発マットレスと高反発マットレスを比較した場合、どこちらがいいのか。
これは検討する必要がないくらい明らかです。
腰痛に悩んでいるのであれば、高反発マットレスの一択ということになります。